山農(やまのう)協同組合

組合概要

住所〒754-0892 山口県山口市名田島1146番地
電話番号083-972-7020
FAX083-972-7082
設立年月日平成23年6月6日
出資金640,000円
組合員数6名

事業の取組みの動機

地域農業の次代の担い手が不足していることを受けて、県内では農業経営者を目指すものに「学びの場」を与えるための「尊農塾」(山口県農業法人協会が設置)を開くなど、若手農業経営者を育てる取組みを進めておりました。
そこで、当組合の松崎専務理事は、事業協同組合を設立し、事業者の連携により6次産業化を進めることで若手農業者の活躍の場を確立し、地域農業の担い手の受け皿を作ろうと考えました。
こうして設立した当組合は、県内の中山間地と平地における作付時期の違いを利用するなど農作業の効率化を図りつつ、米粉や飼料米の生産及び販売業務を中心とする事業を開始しました。

主な事業の内容とその成果

本組合には、米等の穀類の耕作を行う組合員のほかに、養鶏業の組合員が加入しています。
飼料に米を用いて生産される鶏卵は、通常の鶏卵に比し、黄身が鮮やかなレモンイエロー色になるといった特徴があり、この鶏卵と米粉を利用した加工品の市場化の可能性を模索していました。丁度、山口県では県内産の小麦ニシノカオリを使った地産地消のパン作りを推進していたため、山口県パン工業協同組合と山口県菓子工業組合と連携し、県産の小麦、米粉、鶏卵を使用したパン・菓子類の開発とその市場性を調査しました。
こうして、山口県パン工業協同組合と連携したことで、山口県内の全小中学校給食向けパンの原料として米粉を供給できるようになりました。また県内最大規模の米粉製粉設備を導入したことで、含水率が一定の「スーパーパウダー(微細粉)」米粉の生産が可能となり、山口県菓子工業組合と連携したロールケーキの製造販売に繋がりました。
さらに、組合において、農産物検査法に基づく農産物検査業務の実施に係る認可を受けたことで、組合が生産する米・米加工品について米トレーサビリティ法に対応する事が出来るようになりました。

今後の展開

酒造業者や畜産業者などとの連携を視野に入れつつ、さまざまな農産物を取り扱うことができるように組合員を負やしていくことで、他の業界と連携するための引き出しを広げて行きたいと考えています。

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